和風セレクトショップなどを展開するサンクゼール(長野県飯綱町)は9月1日、「久世福商店」の主力商品「おとうふドーナツ」を刷新する。菜種油で揚げることでカロリーを従来より20%、脂質を50%減らすという。増粘剤の使用も取りやめ、健康志向の顧客を開拓する。
おとうふドーナツは、長野県産の豆腐などを使用して信濃町の工場で生産する商品。これまではドーナツなどの揚げ油として一般的な固形油を使用していたが、菜種油に変更した。短時間で揚げる機器も新たに導入した。油分や添加物を減らし「子どもに食べさせたい商品を意識した」(同社)。
これまではイチゴ味やレモン味など6種類あったが、刷新後は「かのこ抹茶」や「金時きなこ」「みたらし」など4種類とする。
サンクゼールは6月に久世良太社長が就任して以降、主力商品の強化に取り組んでいる。