車の完成検査不正、再発防止に向け会議
国土交通省は31日、出荷前の完成検査で不適切な対応が相次いだことを受け、国内の自動車メーカー14社の役員らを集めて対策会議を開き、再発防止のための取り組みを徹底するよう求めた。
国交省の秋本真利政務官は「信じがたい深刻な事態。完成検査を現場任せでなく、実務の状況を適切に把握すべきだ」などと指摘。同省によると、メーカー側からは社員教育の徹底や、人的ミスを防ぐためのIT(情報技術)活用などの報告があった。
出荷前の完成検査を巡っては、2017年秋以降、スバルや日産のほか、マツダ、スズキ、ヤマハ発動機で相次いで不適切な事例が発覚している。