技研製作所、収容数最多の地下駐輪場、東京・錦糸町で

技研製作所は自社開発した機械式駐輪場「エコサイクル」を東京都墨田区の錦糸町駅南口で2基整備する。1基あたりの収容台数が228台で、収容能力がこれまでで最も大きい。都市部の狭い敷地などを有効活用する需要に柔軟に対応し、販路拡大をはかる。
同社の圧入工法を用いて地下に円筒状のスペースを設け、自転車を収容する。今回は直径を広げてより深くすることで、収容台数を標準仕様よりも24台増やした。
錦糸町駅前の放置自転車対策につなげるため墨田区役所が発注した。グループ企業の技研施工(高知市)が工事を受注し、2019年4月の稼働を予定する。総事業費は約4億円。
設置場所は人通りの多い繁華街で敷地が狭いため、「騒音や振動が少ない圧入工法による工事が採用された」(エコデザイン事業部)という。
エコサイクルは自転車を入り口に近づけるだけで、機械が自転車に装着したICタグを読み取って扉を開いて入庫し、ICカードをかざすと出庫する仕組み。