2018年11月21日(水)

東芝、リチウムイオン電池で欧州鉄道の規格取得

エレクトロニクス
自動車・機械
2018/8/31 15:11
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東芝傘下の東芝インフラシステムズ(川崎市)はリチウムイオン電池「SCiB」の蓄電池システムで、欧州鉄道車両に納入するために必要な安全性に関する規格を取得したと発表した。異常発火を起こしにくい構造や、2万回以上の充放電が可能な長寿命が評価された。ディーゼル発電機とのハイブリッド用電源や非常走行用電源向けに欧州市場で拡販する。

「SCiB」はスズキの小型車や東京地下鉄の車両などに採用されている。異常発熱を起こしにくい特徴に加えて、セ氏マイナス30度という過酷な環境下でも充放電が可能。リチウムイオン電池を使ったシステムが鉄道車両向け欧州規格の認証を取得するのは世界で初めてという。

蓄電池システムを搭載していれば、トラブルで電車が緊急停止した場合も、最寄り駅まで徐行運転することが可能になる。ディーゼル発電機とのハイブリッド用電源として使えば二酸化炭素(CO2)の削減や省エネ効果が見込める。環境意識の高い欧州の顧客に売り込む。

電気自動車(EV)にも需要が見込めるリチウムイオン電池は東芝の今後の重点事業の一つ。国内の生産拠点で増産投資をするほか、充電速度向上のため研究開発投資も増やしている。スズキやデンソーと共同出資会社を設立して2020年にインドで工場を稼働させる。主要材料であるレアメタル(希少金属)を安定調達するため、ブラジルの鉱山会社CBMM社と双日の3社で共同開発契約も結んだ。

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