2018年11月21日(水)

人間は自動運転車を信頼できる? 英ジャガーが研究中

自動運転
BP速報
2018/8/31 23:00
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日経クロステック

英ジャガーランドローバーは2018年8月28日、歩行者が自動運転車に対して抱く不安感をどのようにして軽減するかについて研究していると発表した。「アイポッド(Eye Pod)」という自動運転車両を開発し、歩行者と車両がどうやって安全情報を共有するのかを調べている。

人は道路を渡るときにドライバーとアイコンタクトをとることで、安全に渡れるかどうかを認識する。自動運転車が普及した場合、こうした行動がどのように変化するかを理解しておくことが重要だという。歩行者に対し、クルマが歩行者を認識できていることを伝えることができれば、信頼感を高められる。

大きな目が歩行者とアイコンタクトをするアイポッド(写真:ジャガーランドローバー)

大きな目が歩行者とアイコンタクトをするアイポッド(写真:ジャガーランドローバー)

ジャガーランドローバーはテスト用道路をつくり、アイポッドが自動運転モードで走行し、その前を歩行者が横切るという状況をつくった。歩行者が自動運転車を安全であると確認し、道路を渡るまでの行動を分析した。アイポッドには親しみやすい大きな「目」が付いている。歩行者を検出すると、その大きな目が歩行者を見るように動く。これにより歩行者はアイポッドが自分を認識していることが分かり、道路を横断しようとする。実験では、アイコンタクトをする前は、63%の歩行者が道路を渡ることに不安を感じていたが、それが解消された。

この調査は英国政府が支援しているプロジェクト「UK Autodrive」の一環として行われている。自動運転車両の挙動が人間の信頼感にどのような影響を与えるかを理解するため、認知心理学者のチームが協力している。このプロジェクトの協力企業であるオーリゴ(Aurrigo)が設計した500件以上の実験を行う計画だ。

(ライター 櫛谷さえ子)

[日経 xTECH 2018年8月30日掲載]

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