2018年9月19日(水)

温暖化の予測精度、すすの成分考慮し向上 名古屋大

科学&新技術
2018/8/30 21:10
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 名古屋大学の松井仁志助教らは、大気中に漂うすすの大きさや成分を考慮することで、地球温暖化への影響の予測精度を上げる手法を開発した。すすは二酸化炭素(CO2)やメタンに次ぐ温暖化の原因物質とみられている。すすの排出を減らすと温暖化の抑制にどれだけ効果があったかを評価するのに役立つという。

 すすは石炭の燃焼や森林火災の煙、ディーゼルエンジンの排ガスなどに含まれる。太陽光を吸収して大気を温めるほか、氷に付着して溶けるのを早める。

 新しい手法では、すすが排出された直後の大きさや炭素以外の成分のほか、大気中を漂う間の変化や雨によって地上に落ちるといった状況も加味して計算する。これまでは大気中を漂うすすの総量で吸収する熱量などを予測する程度だった。

 すすは大気中を漂うのは1週間ほどで、CO2やメタンに比べると温暖化への影響は長続きしない。大気への排出を減らせば、温暖化の抑制効果が早く表れるとされる。

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