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京大が作製、ニホンザルのiPS細胞、脳機能解明に道

京都大学霊長類研究所の今村公紀助教らは、ニホンザルの細胞からiPS細胞を作製した。他のサルや人から作製したiPS細胞と比較することで、脳機能や人の進化の解明につながる。成果は英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。

霊長類研で飼育するメスのニホンザル2頭の耳の皮膚の細胞を採取。人のiPS細胞を作製するための4種類の遺伝子をウイルスを用いて導入した。25日間培養するとiPS細胞ができた。体の様々な細胞に成長できることや増殖することを確認し、神経幹細胞や神経細胞にも育てられた。

ニホンザルは知能が高く、社会生活や脳の働きの研究の蓄積がある。研究チームはiPS細胞から神経細胞や脳の組織などを育てて詳細に解析することで、霊長類の脳の機能の解明に役立てる。将来は多くの個体のiPS細胞を凍結保存し種の保存につなげる。iPS細胞から生殖細胞を作製する実験にも取り組む。

霊長類研ではチンパンジーのiPS細胞の作製にも成功している。マーモセットやカニクイザルなど実験動物の他のサルのiPS細胞の性質を人と比較して詳しく調べる。人の進化の解明につながると考えている。

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