2018年9月22日(土)

NTTドコモ、携帯ネットワークの「心臓」公開

モバイル・5G
BP速報
2018/8/30 20:00
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日経クロステック

 NTTドコモは2018年8月29日、東京・品川駅東口そばの「ネットワークオペレーションセンター(NOC)」をメディアに公開した。NOCは、NTTドコモが全国に敷設している携帯電話ネットワークが正常に動作するよう24時間365日体制で監視している。まさにNTTドコモの「心臓」といえる存在だ。

ネットワークオペレーションセンター(NOC)は品川駅東口そばのNTTドコモ品川ビル内にある

ネットワークオペレーションセンター(NOC)は品川駅東口そばのNTTドコモ品川ビル内にある

 NOCでは、無線基地局や制御装置、交換局、サービス制御局、その他のバックボーンの基幹回線などを監視している。そこで使っている機器などに障害が発生すると、監視画面上に赤くアラート情報が表示されるので、NOCのスタッフがリモートでアクセスして原因を調べる。

 再起動や代替機への切り替えなど、リモートからの操作で復旧できる場合はそのままNOCから作業する。ハードウエアの故障など物理的な対応が必要な場合には現地の保守部門に連絡して対応してもらう。コンサートなどのイベントや、地震などの災害で通信トラフィックが急激に増える場合には、ネットワークの規制や迂回、増強といった対応も取る。

■壁一面に画面

 公開されたNOCでは、20~30人ほどのスタッフが作業に当たっていた。圧倒されるのは、壁一面に並んだ多数の画面だ。これらの画面には、対応すべき優先順位などに応じて、全国のネットワーク上で発生している事象を赤や緑に色分けして表示しているという。

NOCの壁に並んだモニターでは全国のネットワークで発生している状況について色分けして表示していた

NOCの壁に並んだモニターでは全国のネットワークで発生している状況について色分けして表示していた

 この壁に並んだ画面は全体の状況を把握あるいは共有するために使い、各スタッフは自分の目の前にあるモニターを見つめながら黙々と作業に当たっていた。

 一見しては区別が付かないものの、スタッフは担当箇所ごとのグループに分かれて座っている。例えば、無線基地局などの足回りを担当する「アクセス」、基地局や交換局などを結ぶ「リンク」、バックボーンを監視する「ノード」、IPネットワークを運用する「パケット」などに分かれており、これらのグループごとに制服の色も異なっている。

■大阪にもNOC 非常時に互いにカバー

 NTTドコモには、品川のNOC以外に、大阪府の南港にも西日本オペレーションセンターを設置している。通常時は、品川のNOCで北海道から東海までの東日本エリア、西日本オペレーションセンターでは近畿から沖縄までの西日本エリアと地域を分割して監視している。

 災害などで、どちらかのNOCで業務に支障が出たり負荷が極端に増えたりした場合には、もう片方で作業を分担できる体制になっている。例えば、18年6月の大阪北部地震の際には、西日本オペレーションセンターで実施している作業の一部を品川のNOCでカバーしたという。

(日経 xTECH/日経NETWORK 根本浩之)

[日経 xTECH 2018年8月29日掲載]

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