2018年9月22日(土)

「モンスター銀河」を観測、猛烈に星を生み出す 国立天文台など

科学&新技術
2018/8/30 9:05
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 国立天文台や東京大学、米マサチューセッツ大学などの国際研究グループは、地球がある天の川銀河の約千倍という猛烈な勢いで星を作る「モンスター銀河」を初めて詳細に観測した。南米チリの高原にある「アルマ望遠鏡」による成果。銀河の形成や進化の過程を調べる重要な研究対象になるという。英科学誌「ネイチャー」に29日発表した。

モンスター銀河のイメージ図
=国立天文台提供

 この銀河は、地球から124億光年離れた場所にある。水素などのガスが集まり、激しく回転運動している様子が分かった。強い重力でガスの塊が少なくとも3つできており、ここから星が誕生していく。このモンスター銀河では全てのガスが約1億年で星になっていると推測している。

 アルマ望遠鏡は、直径12メートルの移動式のアンテナ50台を連動させて遠い天体を観測する。アンテナを最大16キロメートル離して仮想の口径16キロの巨大望遠鏡を作りだし、今回の観測に成功した。

 国立天文台の但木謙一特別研究員は「星が生まれやすい原因を突き止められた」と解説する。なぜガスが集まるようになったのかは謎に包まれており、観測を続けて解明を目指す。

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