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ロシア、9月に軍事演習 極東で過去最大 中国も参加

【モスクワ=小川知世、北京=永井央紀】ロシア軍は9月に極東やシベリアで過去最大の軍事演習を実施する。約30万人の兵士や航空機1000機以上、戦車や装甲車など3万6000台を投入し、北方領土周辺も演習地域に含まれるとみられる。一部の演習には中国軍も参加する。中ロとも米国と対立を深めており、軍事面での連携強化を演出する狙いだ。

「ボストーク(東方)2018」の名称で9月11~15日にサハリンやカムチャツカ、沿海州などで実施する。北極を管轄する北方艦隊も動員する。ショイグ国防相は28日「(旧ソ連時代の)1981年以来、最大の軍事演習になる」と表明した。中国軍はバイカル湖東部の演習に兵士3200人、航空機30機、車両900台を派遣する。

ロシアのペスコフ大統領報道官は28日「ロシアに非友好的な今日の国際関係を考えれば(大規模な演習が)不可欠だ」と述べ、欧米との対立激化が背景にあることを示唆した。中国軍の参加については「同盟国との協力の拡大を示している」と説明した。中国を「同盟国」と呼び、軍事面での接近を強調した。

中国はこれまで日本海や東シナ海など海上でロシアと合同軍事演習を重ねてきたが、ロシア国内での演習に参加するのは異例。中国は今夏から米国主導の「環太平洋合同演習(リムパック)」から外されており、通商、軍事両面で対中圧力を強める米国をけん制する思惑が透ける。

ロシアは4つある軍管区の1つで毎年大規模な軍事演習をしている。極東などを管轄する東部軍管区で行った前回2014年の演習では北方領土でヘリ部隊が飛行訓練を実施した。ロシアは今年8月に択捉島に戦闘機を試験配備しており、軍事演習に備えた動きとみられている。

演習日程は極東ウラジオストクで9月11~13日に開く国際会議「東方経済フォーラム」と重なる。同会議には安倍晋三首相や中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が出席する見通しで、プーチン大統領との会談を予定している。

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