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仏ユロ・エコロジー相が突如辞意 マクロン大統領と意見の不一致

【パリ=白石透冴】フランスのユロ・エコロジー相は28日、仏ラジオ番組で辞意を表明した。脱原発や農薬規制などの政策を強く主張し、現実派のマクロン大統領らとの不和が伝えられていた。ユロ氏は国民の間で人気が高く、マクロン氏は環境政策に取り組む姿勢を示すために入閣させた。突然の辞意は、支持率低迷に悩む政権にとって打撃となりそうだ。

ユロ氏は2017年7月、40年までにガソリン車とディーゼル車の販売を国内でやめると発表。世界の自動車メーカーが電気自動車(EV)開発に傾く流れを強めた。辞任により関連の政策に影響が出る可能性がある。

ユロ氏は28日朝のラジオで「これ以上自分に嘘をつき続けたくない。マクロン氏を尊敬しているが、考え方が異なる」などと語った。後任は明らかになっていない。

どの政策が辞任の決め手となったかは明らかにしなかったが、最近では発がん性が指摘される「グリホサート」系除草剤で規制を急ぐユロ氏とトラベール農相らとの意見が対立していた。マクロン氏にも事前に連絡しなかったといい、グリボー報道官は同日、礼儀に反すると批判した。

ユロ氏は元環境活動家。17年の政権発足当初からたびたびマクロン政権の姿勢に不満を漏らしていたとされ、辞任観測も繰り返し出ていた。

マクロン政権は25年までに原発依存度を現在の約7割から5割に下げるというオランド前政権の目標も引き継いでいたが、17年11月に目標を先送りした。マクロン氏らが急な原発削減に難色を示したためとされ、ユロ氏は不満を強めていった。

ユロ氏はしばしば世論調査で最も人気がある政治家として支持されてきた。

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