2018年9月19日(水)

「もんじゅ」使用済み核燃料 30日から取り出し

北陸
科学&新技術
2018/8/28 21:25
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 日本原子力研究開発機構は28日、高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の使用済み核燃料の取り出し作業を30日に始める方針を明らかにした。同機構の児玉敏雄理事長が福井県庁を訪れ、西川一誠知事に伝えた。機構は当初7月中に燃料の取り出しを始める予定だったが、機器の点検や訓練で不具合が相次ぎ、作業開始を8月中へと延期していた。

 児玉理事長と面談した西川知事は「廃止措置は複雑で長期にわたるので、理事長が先頭に立って国民の信頼を得られるようにしてほしい」とくぎを刺した。児玉理事長は「(廃炉の)第一歩になるので安全確実に取り組む」と応じた。

 計画ではまず燃料を一時保管する「炉外燃料貯蔵槽」にある燃料の取り出し作業を始める。液体ナトリウムに浸っている燃料を取り出して洗浄し、水の入ったプールに移す。2018年度中に100体の燃料を運ぶ予定。原子炉内に残る燃料の取り出しは19年度以降に始め、22年度までに炉内外にある計530体の取り出しを終える計画だ。

 児玉理事長は記者団の取材に応じ、トラブルの頻発について「机上で抽出できなかったことが出た。この経験をマニュアル化して確実に継続的に対応したい」と述べた。

 28日には原子力規制委員会でも、もんじゅの廃炉工程を監視する会合が開かれた。規制委からは「場当たり的な対応になっている」などと機構に苦言を呈する指摘が相次いだ。

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