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ブロードバンドタワー、5G向けデータセンター9月稼働

日経クロステック

ブロードバンドタワーは2018年8月27日、東京・大手町に新設したデータセンター「新大手町サイト」を報道陣に公開した。18年9月1日から運用を始める。

ブロードバンドタワーは新大手町サイトを、次世代通信規格「第5世代(5G)」向けデータセンターと位置付ける。同社の藤原洋会長兼社長最高経営責任者(CEO)は「東京・大手町は、金融や情報通信の大手企業の本社機構が集中しているだけでなく、海外とつなぐインターネットが国内で始まった場所でもある。ここに(あらゆるモノがネットにつながる)IoT、フィンテック、人工知能(AI)といった技術を駆使して新しい産業をけん引する企業に使ってもらえるような第5世代の設備を整えたデータセンターを開設する」と話す。

5G向けデータセンターとして主要なインターネットエクスチェンジ(IX)事業者やクラウドサービス事業者と直接接続できるようにして、データセンターで稼働する顧客企業のシステムが、5Gの「超高速、超低遅延、超多地点同時接続」という特徴を生かせるようにする。具体的には、日本インターネットエクスチェンジ、BBIX、インターネットマルチフィードの3社のIXや、米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)、米マイクロソフトなどのクラウドサービスと直接接続できるようにする。

このほか、ブロードバンドタワーが東京・大手町ですでに運用しているデータセンター「第1サイト」と新大手町サイトを直接、独自の光ファイバーで接続できる。NTT東日本の通信回線を利用する場合、ネットワークの信頼性を高めるために、NTT東日本の2拠点それぞれと新大手町サイトを直接結ぶことでネットワークを二重化することも可能だ。

新大手町サイトのデータセンターとしての面積はおよそ3000平方メートルで最大750ラックを収容できる。1ラック当たりの電源は標準で6キロVA。顔認証と静脈認証の入退出管理設備などを備える。料金は税別で、1ラック当たり月額35万円から。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 西村崇)

[日経 xTECH 2018年8月27日掲載]

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