2019年3月23日(土)

インド航空2位、再建策を公表 320億円コスト削減

2018/8/28 12:09
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【ニューデリー=黒沼勇史】巨額債務にあえぐインド航空2位のジェット・エアウェイズは27日、経営再建策を公表した。2年で200億ルピー(約320億円)のコスト削減を実現し、資本注入や資産売却による債務圧縮も検討する。格安航空会社(LCC)との競争激化に加え、燃料高や通貨安で収益構造が悪化しており立て直しを急ぐ。

コスト削減の対象は機体整備費、販売費、燃料費など。乗務員ら従業員の生産性向上も挙げた。ただ具体的な内訳には触れず、資本注入や資産売却についても「検討中」とのみ公表した。同社の累積債務は3月末時点で840億ルピーに上り、市場関係者の間では抜本的な再建策が公表されると期待されていた。

同日発表した2018年4~6月期の連結最終損益は、132億6000万ルピーの赤字(前年同期は5億8000万ルピーの黒字)だった。104億ルピーの最終赤字だった1~3月期に続く大幅赤字となった。売上高は前年同期比2%増の631億ルピーだったが、航空燃料費は50%増、機体整備費は21%増と費用が膨らみ、コスト総額は25%増の763億ルピーを計上した。

インドの国内線旅客数は月1100万人前後で推移し、47カ月連続で2桁増が続く。ジェット・エアウェイズはシェア14%で2位企業。ただ新規参入が進み、12社が価格競争を繰り広げる中、足元では原油高と通貨安が進行し、業績悪化に拍車がかかっている。

業況が厳しいのは他社も同様だ。国内線シェアが42%で最大手のLCC「インディゴ」を運営するインターグローブ・アビエーションも、4~6月期の最終利益は、前年同期比97%減の2億7800万ルピーに沈んでいる。

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