2018年11月15日(木)

トヨタ、ウーバーと自動運転で提携 21年に専用車両

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自動車・機械
北米
2018/8/28 9:04
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【シリコンバレー=白石武志】トヨタ自動車と米ライドシェア大手ウーバーテクノロジーズは27日、自動運転分野に提携範囲を広げると発表した。両社の自動運転技術を搭載したライドシェア専用車両を2021年にウーバーのサービスに導入する。提携拡大に合わせ、トヨタがウーバーに5億ドル(約550億円)を追加出資することでも合意した。

自動運転分野での提携に合意したウーバーのコスロシャヒCEO(左)とトヨタの友山茂樹副社長

自動運転分野での提携に合意したウーバーのコスロシャヒCEO(左)とトヨタの友山茂樹副社長

トヨタのミニバン「シエナ」をベースにライドシェア専用の自動運転車を開発し、21年にウーバーのサービス上で運行を始める。両社の自動運転システムを二重に搭載するほか、トヨタのコネクテッドカー(つながる車)の情報基盤にも常時接続し、車両の走行データなどを収集する。

ウーバーとトヨタの自動運転システムの双方が車両の周辺状況を監視することで、車両の安全性を高められるとしている。両社はライドシェア向けに量産する自動運転車の保有と運用の面でも第三者を含めて連携を検討していく方針を示した。

ウーバーは今年3月、開発中の自動運転車が米アリゾナ州で歩行者をはねて死亡させる事故を起こし、公道実験を中断するなど開発が停滞していた。安全技術に定評のあるトヨタと組むことで開発の遅れを挽回し、18年中に自動運転車を使った移動サービスの商用化を目指す米グーグル系のウェイモを追い上げる考えだ。

トヨタは16年にウーバーとライドシェア領域での提携を発表した。同時に金融子会社などを通じてウーバーに少額を出資した。出資額は明らかにしなかったが、数十億円規模だったとみられる。現在はウーバーの運転手にトヨタの車両をリースし、ライドシェアで得た収入からリース料を払える仕組みなどを整えている。

米メディアの報道によると今回のトヨタの出資額をもとに計算するとウーバーの企業価値は720億ドルになるとみられ、追加出資後もトヨタのウーバーに対する出資比率は1%未満にとどまるとみられる。トヨタは18年6月には東南アジアのライドシェア最大手、グラブにも10億ドルを出資すると発表している。

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