2019年6月21日(金)

トヨタ、ウーバーに550億円追加出資 自動運転も協力

2018/8/28 5:29
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【シリコンバレー=白石武志】トヨタ自動車が米ライドシェア大手ウーバーテクノロジーズに5億ドル(約550億円)を追加出資することが27日、明らかになった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルなどが報じた。トヨタはウーバーの運転手への車両リースなどに加えて自動運転分野にも協力関係を広げ、新事業の創出につなげる狙いとみられる。

ウーバーの自動運転車=ロイター

ウーバーは2018年3月、開発中の自動運転車が米アリゾナ州で歩行者をはねて死亡させる事故を起こし、公道試験を中断するなど開発が停滞していた。技術力のあるトヨタとの関係を強化し、開発に再び注力する見通し。自動運転車を使った移動サービスの18年中の商用化を目指す米グーグル系のウェイモに対抗する考えだ。

トヨタは16年にウーバーとライドシェア分野での提携を発表。同時に金融子会社などを通じてウーバーに少額を出資した。出資額は明らかにしなかったが、数十億円規模だったとみられる。現在はウーバーの運転手にトヨタの車両をリースし、ライドシェアで得た収入からリース料を払う仕組みなどを整えている。

今回のトヨタの出資額をもとに計算するとウーバーの企業価値は720億ドルになるといい、追加出資後もトヨタのウーバーに対する出資比率は1%未満にとどまるとみられる。トヨタは18年6月には東南アジアのライドシェア最大手、グラブにも10億ドルを出資すると発表するなど、大量の交通データを抱える異業種と連携した新たな車両保守や金融・保険などのサービス開発に乗り出している。

一方、ウーバーは米旅行サイト、エクスペディア出身のダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)の就任から約1年がたち、事業拡大とともにセクハラ隠蔽や顧客軽視といった従来の企業文化の改革が進む。19年後半を目指す新規株式公開(IPO)に向けた準備が整いつつある。

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