2018年9月24日(月)

米、WTO「判事」の再任を拒否

トランプ政権
貿易摩擦
ヨーロッパ
北米
2018/8/27 23:48
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 【ジュネーブ=細川倫太郎】米国は27日、世界貿易機関(WTO)に対し、9月に任期切れとなる上級委員会委員の再任を拒否すると伝えた。通商筋が明らかにした。トランプ米政権はWTOに不公正な扱いを受けていると批判している。残る委員は3人で、審理に必要な最低限の人数となり、WTOの重要な機能である紛争解決処理がマヒに陥るのは避けられない。

 WTOの紛争処理は二審制で、一審に当たる小委員会(パネル)と最終審の上級委員会とがある。最高裁判事にあたる上級委員の任期は4年で、反対がなければ2期まで務める。

 現在7人枠の3人が欠員で、9月末にはモーリシャス出身の委員の任期が切れる。米国と中国の貿易戦争が激しくなる中、紛争案件は増え続けており、次の委員が決まらないと、貿易を巡る紛争処理は停滞する。

 トランプ政権は中国を念頭に、企業への補助金や知的財産権侵害の問題にWTOが十分に対応できていないと主張している。紛争処理も米国に不利な判決が多いという不満がくすぶり、WTOの改革を強く求めていた。

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