2018年9月20日(木)

茨城県、宇宙産業集積計画を始動 国・JAXAと連携

北関東・信越
科学&新技術
2018/8/27 21:10
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 茨城県は27日、国や宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携し、宇宙ベンチャーの創出・誘致や県内企業の宇宙産業への参入を促す「いばらき宇宙ビジネス創造拠点プロジェクト」を始めると発表した。今年度補正予算で関連費用7570万円を投じて体制構築や財政支援を進め、つくば市をはじめ県内に宇宙産業の集積を目指す。

「いばらき宇宙ビジネス創造拠点プロジェクト」で連携する茨城県の大井川和彦知事(左から2人目)ら(27日、東京・千代田)

 同プロジェクトは(1)機運醸成(2)体制構築(3)財政支援――で構成。機運醸成では、年末に県内に呼んだ投資家とベンチャーとのマッチングや、企業を対象とした衛星データ活用のセミナーを開く。

 体制構築は、コーディネーターを数人配置し、企業が持つ技術を掘り起こしたり、国の研究機関の試験設備を案内したりする。内閣府や経済産業省の事業も活用。JAXAと連携して茨城町の県産業技術イノベーションセンターに小型衛星の開発に活用できる試験設備も導入する。

 財政支援は、JAXAや産業技術総合研究所の設備の利用や展示会出展などの販路開拓、衛星データを活用したソフトウエア開発などに補助金を出す。

 都内でプロジェクトを発表した大井川和彦知事は「首都圏や海外からのアクセスが良く、JAXA筑波宇宙センターがある地の利も生かしながら宇宙産業を盛り上げる大きな支援の場にしたい」と抱負を語った。

 つくば市は研究機関が集積し筑波大発の起業も多い。「つくばや茨城県のポテンシャルを十分生かし切れていなかった」(大井川知事)との反省を踏まえ、宇宙産業の集積を加速したい考え。

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