2018年9月26日(水)

注目のスタートアップ、廃棄寸前の衣料品在庫売買

スタートアップ
2018/8/27 13:27
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 起業家支援のプロトスター(東京・中央)が主催する事業モデル審査会「スターバースト・デモデイ」が24日夜に開かれ、廃棄寸前の衣服など繊維製品在庫の売買サイトを運営するウィファブリック(大阪市)が優勝した。繊維製品の廃棄量は日本国内で年間170万トンに上っているという。在庫を割安価格で流通させる仕組みを構築、社会への貢献度や事業の世界展開への可能性などが評価された。

プロトスターが主催した「スターバースト・デモデイ」で優勝したウィファブリックの福屋剛社長(右)(24日、東京都千代田区)

 ウィファブリックは繊維製品の在庫売買サイト「スマセル」を2017年に立ち上げた。アパレルや繊維商社、百貨店など約1500社が登録する。廃棄寸前だった衣料品やタオル、生地などについて売り手側が希望価格や販売数量などを登録、買い手側は買い取り数量や価格などを相対で交渉できる仕組みだ。

 廃棄寸前だった女性衣料品が総額180万円で取引された事例もある。ファストファッションの台頭で世界の衣料品の廃棄量は増え続けているという。福屋剛社長は「世界の衣料品在庫の流通プラットフォームに育てたい」とする。

 準優勝には家電や生活用品を貸し借りできるサービス「Alice.style(アリススタイル)」のピーステックラボ(東京・渋谷)が選ばれた。村本理恵子社長は「メルカリのように売り切りではなくレンタルで価値を生み続けたい特に女性の需要を取り込む」とした。3位には外国人向けの不動産賃貸関連サービスのTokyo Hearth(東京ハース、東京・千代田)が選ばれた。

 プロトスターのデモデイは「創業初期の起業家に特化し、既存市場の変革を目指すハードテックのスタートアップを対象」(栗島祐介取締役)としている。今回5回目の開催。投資管理業務の自動化を手掛けるロボット投信(東京・中央)や、人工衛星向けアンテナシェアリングサービスのインフォステラ(東京・渋谷)が過去の優勝企業として名を連ねる。

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