2018年9月20日(木)

現代自動車、自動運転トラックで高速道路を実験走行

自動運転
BP速報
2018/8/27 20:00
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現代自動車の「Xcient」(写真:現代自動車)

現代自動車の「Xcient」(写真:現代自動車)

 韓国・現代自動車(Hyundai Motor)は、2018年8月22日と21日に自動運転トラックで高速道路を実験走行したと発表した。実験車両は、レベル3の自動運転システムを装備した最大積載量40tのセミトレーラー「Xcient」。義王(ウィワン)から仁川(インチョン)の40kmをドライバーが操作せずに操舵、加減速、車線変更などを行った。

 トラックは高速道路の制限速度である時速90キロメートルを超えない速度を守り、1時間で40kmを走行した。輸出入貨物を扱う仁川港へ向かう高速道路は、平日でも交通量が多い路線のため、自動運転機能を試験するのに適した環境だった。

 セミトレーラートラックは、平均的なコンパクトセダンと比べて長さが3.5倍、幅が1.4倍、重さは貨物がない状態でも9.2倍になる。そのため、高精度の自動運転システムが必要となる。自動運転機能付き小型車と同様のセンサーのほか、けん引車と被けん引車の連結角度を常時監視するヒッチ角センサーや、トレーラー後部のレーザーセンサーなど、大型トラックに特化したセンサーを追加した。

 前後に3個のカメラと2個のレーダー、前方および側方の3個のLiDER(ライダー)、ヒッチ角センサーなど異なる10個のセンサーを搭載する。各センサーで収集したデータを電子制御モジュールに送信し、ナビゲーションの地図情報と合わせて周囲の状況を把握し、状況に応じて正確な意思決定を行い、加減速、制動、操舵を適切に制御する。

 韓国でもトラック事故による死者数は年々増加している。警察の事故統計では、年間で10.8%のトラックが事故に巻き込まれた。重大な事故になるのはトラックが衝突に巻き込まれた場合が多く、致死率は乗用車が1.9%なのに対し、トラックでは3.7%となる。トラックドライバーは夜間に長距離を運転するため、睡眠不足となりやすく危険な運転につながる。同社は、トラックやバスに次世代ドライバー支援システムや自動運転機能を導入することで、事故の防止と被害軽減に取り組んでいる。

(ライター 櫛谷さえ子)

[日経 xTECH 2018年8月24日掲載]

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