2018年11月20日(火)

北朝鮮、拘束邦人を「追放」 現地報道「人道主義基づき」

政治
朝鮮半島
北米
2018/8/27 10:07
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【ソウル=山田健一】北朝鮮の朝鮮中央通信が26日に「北朝鮮で罪を犯した日本人を当局が調査し、人道主義に基づいて追放することを決めた」と報道した件で、解放された男性は杉本倫孝(すぎもと・ともゆき)氏で、拘束されたと判明していた日本人と同一人物の可能性が高いことが分かった。日本政府は確認を急いでいる。

同通信は杉本氏が「朝鮮の法に違反する犯罪を働いた」とし、「当該機関に取り締まられて調査を受けた」と報道した。どんな法に違反したのかや、追放の日時などは明らかにしていない。

北朝鮮で日本人男性が現地当局に拘束されたことは11日に分かった。男性は北朝鮮西部の南浦を訪れたとされる。日本政府は北京に置く大使館のルートなどを通じて早期釈放を求めていた。男性は映像製作の仕事に関わっている30代で、外国の旅行会社が企画したツアーに参加していたとみられる。

北朝鮮は過去にもスパイ容疑などで国内にいた日本人を拘束したことがある。拉致問題を巡って日朝関係が膠着している中、早期の日本人釈放に応じることで、日本との対話再開の余地を残す狙いもあるとみられる。非核化を巡る米朝間の交渉に進展が見られないため、事態の打開を図ろうとしていることも考えられる。

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