2019年9月17日(火)

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野上が遅咲き銀 アジア大会女子マラソン

2018/8/26 20:51
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女子マラソンの40キロの給水で、最後のドリンクを受け取った野上はサングラスを外し、帽子を脱いだ。2位争いは正念場。スイッチを入れ、気持ちを高める合図だった。並走していた北朝鮮選手が落ちていくのを尻目に力強くピッチを刻む。最後まで前だけをみつめ、初代表で銀メダルをつかんだ。

アジア大会の女子マラソンで、2位でゴールする野上恵子(26日、ジャカルタ)=共同

アジア大会の女子マラソンで、2位でゴールする野上恵子(26日、ジャカルタ)=共同

ほぼ平たんの周回コースは、給水がギアチェンジのきっかけになりやすい。優勝したチェリモ(バーレーン)が飛び出したのも25キロのポイント。野上らは一瞬のペース変化に対応できなかった。ただ、序盤からスローの展開で集団を引っ張る野上の姿は頼もしかった。「集団の中より前にいた方が走りやすいと思って」。相手を気にして神経を使うより、自分のペースを守ることに集中。走りにリズムが生まれた。

チェリモが遠くかすみ、暑さと疲労で苦しくなる30キロでは前日男子で優勝した井上大仁が給水ボトルを持って待っていた。"力水"とともに「あとは気持ちです」と言葉をもらって動きも軽やかに。目標だったメダルに向かって突き進む覚悟ができた。

「粘り強さは負けない。あきらめが悪いのが私の特徴」という32歳。経験を血肉に変え、安定感が増している遅咲きランナーは今季、トラック種目でも好調だった。

レース前は「自分にとってはレベルが高い試合」と語っていたが、ふたを開ければ、夏のマラソンでアジア勢と堂々と勝負して結果も残した。ベテランであっても伸びしろは十分。それを示せたことが、本人にとって大きな収穫だっただろう。(渡辺岳史)

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