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井岡や村田ら日本勢次々と 米リングの舞台裏
スポーツライター 杉浦大介

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2018/8/27 6:30
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世界ボクシング機構(WBO)スーパーバンタム級タイトルマッチが25日(日本時間26日)、米アリゾナ州グレンデールで行われ、同級6位で挑戦者の大竹秀典(金子)は王者アイザック・ドグボエ(ガーナ)に1回TKOで敗れ、王座奪取はならなかった。この大竹に限らず、今年は多くの日本のボクサーが相次いで米国のリングに登場する。ボクシング界が日本勢に注目する理由はどこにあるのか。

井岡は米国で現役に復帰する=共同

井岡は米国で現役に復帰する=共同

「ボクシングの中心地の一つ」

「日本は世界でボクシングの“hotbed(中心地)"の一つになっている」

ドグボエと大竹のファイトウイーク期間中、最後の記者会見の司会を務めた女性リポーターがそう述べていた。日本のスポーツファンにはそうした実感はないかもしれないが、このリポーターの言葉は単なるお世辞に思えなかった。最近では日本のボクサーが相次いで米リングに登場し、現地のファンや関係者にもその存在価値が認められ始めているからだ。

この流れは今夏だけではなく、2017年も7月に元世界王者の三浦隆司(帝拳)、8月に亀海喜寛(同)、9月には井上尚弥(大橋)の試合がすべて米国内で行われ、米大手ケーブルテレビ局「HBO」で生中継された。筆者の知る限り、日本のボクサーが米テレビ局からこれほどまでに注目されたことはない。

その理由はどこにあるのか。まずは米国内でボクシング中継が増えたことが何よりも大きい。数年前まではHBO、Showtime(ショータイム)という2大ケーブルテレビ局が絶対的な強さを持ち、大きな対戦はこの2局で放送されることが多かった。しかし、動画配信サービスの拡大・浸透もあって、この図式が急激に変化している。

昨年8月、米スポーツ専門局ESPNが米興行大手トップランク社と組んでボクシング中継への本格参入を表明。今年8月2日には今後7年間、年間54興行を放送する新たな契約を結び、この中には動画配信サービス「ESPNプラス」で生中継される国内12興行、海外24興行を含むと発表した。

5月には英国人プロモーターのエディ・ハーン氏が率いるマッチルーム・スポーツが、9月に米国でも英パフォームグループのスポーツ動画配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」と組んで新らにボクシングシリーズを配信すると発表。ダ・ゾーンは年間32(米英でそれぞれ16)のイベントを独占配信することになり、ハーン氏とマッチルームは本格的な米進出を進めている。

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