富士通、「脱メーカー」の先に問われる稼ぐ力
証券部 菊池貴之
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かつて、パソコンや半導体などを持つ電機メーカーとして存在感を誇った富士通。しかし今、同社が生産しているハード製品は大幅に減った。2015年に就任した田中達也社長のもと、ものづくりでなく、サービスやソフトウエアで成長していく「形」の変化は最終コーナーを回ったといえる。一方、19年3月期の連結売上高営業利益率の見通しは3.6%で、「10%以上」とする目標にはほど遠い。これからは稼ぐ力を伴う「質」が問...
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