海上輸送で効率化 大王製紙、愛媛から埼玉、人手不足に対応

2018/8/24 19:58
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大王製紙は休止中の川之江工場(愛媛県四国中央市)を10月に再稼働させるのに伴い、海上輸送による物流効率化を始める。同工場で生産した原紙を埼玉県の工場に運ぶ際、一部区間で運転手が乗らずに荷台だけを運ぶ「RORO船」を活用する。深刻な人手不足に対応すると共に、二酸化炭素(CO2)排出量を半減させる。

ダイオーロジスティクス(愛媛県四国中央市)、大王海運(同市)と連携する。川之江工場で生産する年1万6800トンのティッシュなどの原紙を、埼玉県行田市の製品加工工場へ輸送する。このうち三島川之江港から千葉港(千葉市)までの区間を、大王海運が運航するRORO船で輸送する計画だ。

また現在は四国中央市内に点在する倉庫を、新設の物流拠点に集約。手作業で段ボール単位で行っていた積み込みも、フォークリフトでの荷役が可能なパレット輸送に切り替える。

これらの取り組みにより従来の方法と比べて、CO2排出量を50%、トラックによる輸送量を84%、トラック運転手の労働時間を77%、それぞれ削減できる見込みだ。

大王製紙の物流効率化計画について、国土交通省は24日、2016年施行の改正物流総合効率化法に基づき認定した。労働力不足の対応や環境負荷軽減を目的に、トラック輸送から船舶などに切り替える「モーダルシフト」や物流拠点の集約・共同配送を促進しており、先進的な取り組みと判断した。

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