金足農準優勝、秋田市へのふるさと納税が急増
第100回全国高校野球選手権大会での金足農業高校の準優勝を受けて、秋田市に対するふるさと納税が急増している。日大三(西東京)と戦った準決勝の20日から23日までの4日間に寄付件数は38件、金額は145万6000円に達した。「金足農頑張れ」「感動をありがとう」などの応援メッセージが寄せられているという。

通常の平日は1日当たり3~4件のふるさと納税があるという。大阪桐蔭(北大阪)と戦った決勝戦の21日には12件、61万4500円に達した。秋田市は「金足農の活躍で関心が高まった」(企画調整課)とみている。
金足農は県立高校のため、秋田市へのふるさと納税が同校に生かされるわけではない。しかし「金足農をはじめ地元の方々が元気になれば」などと寄付する人が増えた。
ふるさと納税の総合サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンク(東京・目黒)によると、スポーツ選手の活躍でふるさと納税が増えた最近の事例では、今年2月の北海道北見市がある。平昌冬季五輪のカーリング女子で銅メダルを獲得したLS北見の選手が、試合の合間の「もぐもぐタイム」に食べていた地元銘菓を返礼品にしていたためだという。
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