2018年11月20日(火)

海底資源、短時間で調査 2台の無人潜水機利用

科学&新技術
2018/8/24 16:40
保存
共有
印刷
その他

海洋研究開発機構は24日、2台の無人潜水機を使って海底資源を短時間で調べることに成功したと発表した。潜水機の間での電気信号のやり取りによって位置や深さを把握できる。これまでは観測機器をつけたケーブルを船で引っ張って調査していた。今後はより長い時間の調査や潜水機の自動化などを進める予定だ。

2台の無人探査機を使った海底調査の方法について解説する海洋研究開発機構の笠谷主任技術研究員

日本周辺の海底には亜鉛や鉛、銅などの豊富な資源が埋まっているとされる。海底資源の調査は時間と費用がかかるため、効率的な調査方法の確立が求められている。

2台の無人潜水機を走らせながら、電流を流し、その変化から海底に資源があるかどうかを調べた。従来は観測機器を取り付けたケーブルを海底に垂らし、引っ張りながら観測していた。観測方向を変えるために船も方向転換する必要があり、くまなく調べるには時間がかかった。

今回は沖縄本島北西の沖合にある海底の資源を再度調査した。従来と同じ結果が得られたことから、調査の精度は十分であることを確認した。

今後は観測時間の延長や潜水機の自動化に取り組む。バッテリーの制限で現状は8~10時間程度しか観測できない。性能を上げて日をまたいだ観測を目指す。潜水機を自動化によって運航データの蓄積も見込む。海洋機構の笠谷貴史主任技術研究員は「さらに複数の手法を組み合わせて調査技術を確立したい」と話す。

今なら有料会員限定記事もすべて無料で読み放題

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報