2018年11月22日(木)

イープラスでチケット買い占めボット排除、アカマイ

科学&新技術
BP速報
2018/8/24 23:00
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日経クロステック

米アカマイ・テクノロジーズは2018年8月23日、チケット販売サービスのイープラスがアカマイのアクセス制御ツール「Bot Manager Premier」を導入したと発表した。転売益を狙い、人気の興行チケットをボット(作業を自動化するプログラム)で買い占める行為を「ほぼ完全に遮断できた」(アカマイ)という。

「Bot Manager Premier」による買い占めボット対策の仕組み(出所:アカマイ)

「Bot Manager Premier」による買い占めボット対策の仕組み(出所:アカマイ)

Bot Manager Premierは、いわゆる振る舞い検知型のアクセス制御ツール。ユーザーのパソコンやスマートフォンからチケット販売サイトなどにアクセスがあった際、キーボードやマウスの入力、マウスポインターの軌跡、加速度センサーやジャイロセンサーの測定値などを確認し、ボットなどによる機械的な操作かヒトによる操作かを判別する。

イープラスは会員数1100万人超のチケット販売大手。以前からボットによる人気興行チケットの買い占めに苦慮していた。ゆがみのある文字の読み取りや、図形問題の出題といった対策も検討していたが、前者はボットが自動解析できるようになっており効果がなく、後者も図形問題を出題するサーバーが停止するケースがあり導入を見送っていた。その後、具体的な導入時期は公開していないものの、「最近になって」(アカマイ)Bot Manager Premierを導入した。

■人気チケット、9割以上がボット操作

導入後のアクセス解析の結果、人気の興行チケットの先行発売では発売後30分間のアクセスの9割以上がボットによるものだと判明。Bot Manager Premierでそれらのアクセスを遮断し、ヒトによる予約操作のみを受け付けるようにした。Bot Manager Premierがヒトによる操作も誤って遮断するケースがあるのではと懸念していたが「ユーザーからの問い合わせは1件もなかった」(アカマイ)としている。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 金子寛人)

[日経 xTECH 2018年8月23日掲載]

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