2018年11月22日(木)

香港―広州の高速鉄道、9月23日開業 ベイエリア構想が前進

中国・台湾
アジアBiz
2018/8/23 20:00
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【香港=木原雄士】香港政府は23日、香港と中国本土を結ぶ初の高速鉄道を9月23日に開業すると発表した。香港の西九龍駅と広州南駅(広東省広州市)を深圳経由で最短48分で結ぶ。香港、深圳、広州を巨大な経済圏に見立てる「ベイエリア構想」の中核プロジェクト。中国本土と香港のアクセスを改善して、観光や企業活動を後押しする。

高速鉄道の名称は「広深港高速鉄道」。運輸・住宅局の陳帆局長は23日の記者会見で「交通ハブとしての香港の立場がより強くなる」と述べた。

高速鉄道の中国本土側は2015年までに開業済み。香港側は香港鉄路(MTR)が建設を請け負ってきたが、工事が難航。完成時期が大幅に遅れたり建設費が当初想定を上回ったりするトラブルに見舞われた。

中国本土と香港の出入境や税関の手続きは西九龍駅に集約する。香港に高度な自治を保障する「一国二制度」が損なわれるとの指摘も出たが、香港政府が押し切った。

中国政府が主導するベイエリア構想は広州や深圳、東莞など9市と香港、マカオを一体的な湾岸地域として発展させる計画。香港と珠海、マカオを結ぶ海上橋「港珠澳大橋」の建設も進んでおり、年内にも開通する。新たなインフラをテコに企業の立地を促す考えだ。

ただ広州南駅は広州市の中心部から約17キロメートル離れており、「それほど便利にならない」と冷めた見方もある。

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