2018年11月16日(金)

熱中症リスクを通知 NTTとアシックスが専用シャツ

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2018/8/23 16:36
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NTTアシックスは23日、個人の暑さなど身体の負担を計測し、熱中症リスクなどを通知できるシャツの試作品を開発したと発表した。センサー付きシャツによって、着る人の体感温度や湿度をスマートフォン(スマホ)に転送し危険度を知らせる。両社は実証実験を進め、2020年夏までに実用化を目指す。

NTTとアシックスが共同開発したセンサー付き専用シャツ

試作品の外観は、通常のシャツとほぼ変わらない。背中の中央部に小さな穴が空いており、そこにマッチ箱よりも小さいセンサーが磁石で取り付けられている。センサーは服の外の温度と、服の中の温度、湿度を同時に計測できる。

試作品を使って両社が目指すのが、個人や状況別の熱中症危険度など、新たな体調管理手法の確立だ。現在、熱中症のリスクを判断する際には「暑さ指数」という指標がよく使われている。温度と湿度を加味して、熱中症のリスクを判断する指標だ。

アシックスの田川武弘アパレル・エクイップメント機能研究部部長は「現在、全国840カ所の暑さ指数が配信されているが、これだけでは十分ではない」と指摘する。年齢や運動時間など個人の状況によって身体への負担は異なるからだ。

両社は試作品を使って個人、状況別の暑さデータを取得。このデータを分析することで、20年夏までに個人別の暑さ指数など、体調管理手法の確立を目指す考えだ。

同時期に専用シャツの実用化も目指す。屋外で長時間作業する人などの安全対策などの用途を想定する。NTTの森内一成研究企画部門担当部長は「両社のプロジェクトが始まったのは今年1月末。短期間で試作品の開発にこぎつけた。まずは試作品を公表し、様々なニーズを探っていきたい」と語る。

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