2018年12月12日(水)

タミフル10代投与再開 厚労省、異常行動に注意喚起

2018/8/21 18:58
保存
共有
印刷
その他

厚生労働省は21日、インフルエンザ治療薬タミフルについて、10代への投与を同日から再び認める通知を出した。服用後の異常行動が報告されたため、2007年から10代への投与を原則中止としていたが、同省の専門家会議がタミフルと異常行動の因果関係は明確でないと判断したことを受けた。

通知は同日付で製薬会社でつくる団体に出した。通知を受け、製薬会社は添付文書を改訂する。

子供のインフル患者の異常行動は依然報告されており、通知では特に小学校入学以降の未成年者への注意を求めた。インフルエンザにかかった場合、発熱から少なくとも2日間は家の外に飛び出さないよう玄関や窓を施錠し、目を離さないことなどを引き続き求める。

タミフルを巡っては、服用した中学生が自宅マンションから転落死する事故が相次ぎ、07年から10代への投与を原則中止。一方、イナビルやリレンザなど他の薬は異常行動への注意喚起がされていたが、投与できた。専門家からは飲みやすさなどを理由に、タミフルの使用再開を求める声が上がっていた。

厚労省研究班がインフル患者と異常行動との関連を分析したところ、09~16年の100万処方当たりの10代の異常行動の報告数はタミフル服用患者で6.5件。イナビルは3.7件、リレンザは4.8件、ラピアクタは36.5件で、この4種類を服用しない患者でも8件あった。

この調査結果などから、専門家会議はタミフルと異常行動との因果関係は明確には分からないとして今年5月、10代への原則使用中止を解除することで一致した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報