2018年11月16日(金)

トランプ米大統領「(北朝鮮の)核実験をやめさせた」
ロイター通信とのインタビューで、成果を強調

朝鮮半島
北米
2018/8/21 17:58
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トランプ米大統領は20日のロイター通信とのインタビューで、自らの外交方針に反発する国に強硬な姿勢で臨む考えを示した。北朝鮮との協議の成果を訴え、関係が悪化するトルコや中国には譲歩しない方針を示した。一方、国内問題では米連邦準備理事会(FRB)の利上げなど同氏の思うようにいかない点について不満もあらわにした。

「多くのよいことが起きている。私が(北朝鮮の)核実験やミサイル実験をやめさせた。日本は感激している。次に何が起きるか。今に分かる」

最も強調した「成果」が北朝鮮との交渉だ。6月に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との史上初の米朝首脳会談に踏みきった。7月には朝鮮戦争に参加した米兵の遺骨が北朝鮮から米国へ返還された。歴代米政権が長い時間をかけて北朝鮮問題に取り組んできたが自分は3カ月で結果を出したと強調した。

米朝首脳の再会談について「可能性は最も高い」と指摘した。これに対して韓国大統領府の金宜謙報道官は21日の記者会見で「米朝関係が速やかに進展するよう期待する」と語った。トランプ氏は北朝鮮が非核化に向けた具体的な措置を取ったかという問いに「取ったと思う」と回答したが、詳細は語らなかった。

「トルコの行為はとても残念だ。彼らはひどい間違いをしていると思う。今後何の譲歩もあり得ないだろう」

米国人牧師を拘束するトルコは厳しい口調で批判した。共に北大西洋条約機構(NATO)に加わる同盟国。だがトランプ政権は制裁を発動。トルコも米国製品への関税を引き上げた。トルコ通貨は暴落し、世界経済にもマイナスの影響が広がる気配だが、「全く心配していない。(対トルコ制裁は)実行すべき適切な措置だ」と主張した。

「中国はあまりにも長い間、あまりにも好調だった。中国はわがままになった」

貿易戦争の相手である中国も強く批判。22日からワシントンで開く事務レベルの米中貿易協議については「多くを期待していない」と述べ、貿易戦争に「期限はない」と語った。北朝鮮問題で中国が「当初は大きな助けになってくれた」と評価するが「今は以前ほど助けてくれない。貿易のせいだ」と主張。貿易を巡る問題の解消にこだわる考えを示した。

「(利上げは)気に入らない。我々は現在いろんな国と交渉し、勝とうとしている。その間はFRBも支援すべきだ」

FRBの利上げ継続方針はけん制。景気を支えるには低金利が望ましいと考えているようだ。しかし大統領が金融政策に言及するのは異例。FRBの独立性を支持するかとの質問には「FRBが国のためによいことを実行していると信じている」と述べるにとどめた。

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