海外と国内で明暗 今年のお盆の旅行、豪雨が影響

2018/8/20 18:30
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今年のお盆期間のレジャー動向は国内外で明暗が分かれた。海外旅行は好調で、航空各社の国際線が前年同期比4%増の74万3858人(10~19日)となった。ハワイや北米方面への観光需要がけん引した。一方、国内ではJR旅客6社の乗客数は0.2%減と、4年ぶりに前年実績を下回った。西日本豪雨の影響で旅行を控える動きが出たようだ。

お盆休みを海外で過ごした親子連れなどで混み合う成田空港(19日)

国際線では全日本空輸の搭乗実績が3%増、日本航空は9.9%増だった。中国や台湾、東南アジア方面なども好調だった。働き方改革の影響で「長期で休暇を取りやすくなったことも、国際線が好調だった遠因だろう」(全日空)。

日本旅行やエイチ・アイ・エス(HIS)では韓国ツアーが伸びた。「第3次韓流ブームが来ており、10、20代を中心に韓国のアイドルや化粧品、食品が好まれている」(JTB総研)

海外旅行の伸びは電車の動向にも出た。成田空港の駅での切符などの利用枚数は12万7千枚と9%増えた。

一方、国内の旅行需要は伸び悩んだ。航空各社の国内線は0.2%減の370万1118人(10~19日)。全日空グループはエンジン点検で一部欠航が出たこともあり、利用者数は3.8%減だった。JR旅客6社の特急などの利用者数も1468万人(9~19日)と0.2%減った。

JR西日本やJR四国では大雨による運休が発生。特に四国は西日本豪雨の影響が色濃くでたもようだ。徳島行きの特急「うずしお」は7%減と、阿波踊りの人出が減ったことが響いたようだ。

ただ、日本航空グループでは中国・四国地方の利用者が7.7%増えた。被災地でのボランティア需要があったとみられる。JR西でも、ボランティアをした人を対象に新幹線のお得な割引切符を発売した。1日平均で約180枚売れるなど好調だといい、追加で販売期間を設けた。

首都圏のレジャー施設では旅行を手控えた影響が出たのか、おおむね好調だった。よみうりランド(東京都稲城市)の入場者数は3割増。中でもプールの利用者が2倍に。屋内型のサンリオピューロランド(同多摩市)も入場者数が2%増の10万5千人だった。暑い日が続く中、屋内施設を好んで行った人も多かったようだ。

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