2019年1月18日(金)

マハティール首相、日中「新幹線」を比較

2018/8/20 17:39
保存
共有
印刷
その他

【北京=永井央紀、シンガポール=中野貴司】マレーシアのマハティール首相は中国との首脳会談に先立って、浙江省杭州から上海まで最高時速350キロメートルの高速鉄道「復興号」で移動した。運転席で中国側からシステムや安全性の説明を受けた。日本の新幹線は2週間前に視察済みで、マレーシアが検討中の高速鉄道建設の事業主選定をにらみ、日中の技術を自ら比較したようだ。

マレーシアは同国とシンガポールをつなぐ350キロ区間の高速鉄道建設を計画中だが、5月に首相に就いたマハティール氏は見直す方針を表明している。当初は「中止」としていたが、高額な違約金が発生することを考慮して「延期」も視野に入れているもようだ。今後、建設費用などを含めて再検討する見通しだ。

高速鉄道事業にはJR東日本などの日本企業連合のほか、中国や欧州、韓国の企業が入札を準備している。マハティール氏は7日にJR九州を訪問して新幹線のシミュレーターを視察した。ツイッターに自らが運転する動画を投稿し「とても精密で、天候や昼夜の変化を再現できる」と称賛。中国では日本優位になったとの見方が浮上していた。

中国メディアは中国の高速鉄道への乗車は急きょ決まったと伝えており、入札へ巻き返しを狙う中国が働きかけた可能性がある。日中両国の「新幹線」を自ら確認したマハティール氏が、今後どのような判断を下すか注目を集めている。

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報