アジア大会バスケ4選手を帰国処分 公式ウエアで歓楽街

【ジャカルタ=渡辺岳史】ジャカルタ・アジア大会に参加しているバスケットボール男子日本代表の4選手が公式ウエアを着用したまま深夜の歓楽街を訪れていたことが20日、分かった。日本選手団の山下泰裕団長が同日、明らかにした。日本代表選手にふさわしくない行動をしたとして、19日付で選手団員の認定を取り消し、20日早朝に帰国させたという。
認定を取り消したのは、いずれもBリーグに所属する橋本拓哉(大阪)、今村佳太(新潟)、佐藤卓磨(滋賀)、永吉佑也(京都)の4人。
日本オリンピック委員会(JOC)の聞き取りによると、16日のカタール戦終了後の午後10時すぎに選手村の外へ出て食事後、女性が接客する店を紹介され、ホテルで関係を持った。選手は事実関係を認めているという。
記者会見した山下団長は「国民の皆様に大変なご迷惑をおかけし、期待を裏切る行為をした。団長として誠に残念であり、心から深くおわび申し上げる」と謝罪した。
日本選手団の行動規範には「競技での活躍だけでなく、競技を離れた場でも社会の規範となる行動を心がける」と記されている。
男子チームは残る8選手で引き続き大会に参加する。4年前の仁川大会では競泳選手の窃盗事件が起きていた。