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「スマート・ファイブ」に資金流入(話題の投信)

2018/8/23 12:00
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 日興アセットマネジメントの「スマート・ファイブ(毎月決算型)」に資金が流入している。ゆうちょ銀行だけで販売しているファンドだが、複数の資産に分散投資する国内のバランス型投信の中で過去6カ月の資金流入超過額が最も多い(図表1)

■ゆうちょ銀で販売額トップ

 7月末までの半年間で、設定から解約を差し引いて700億円近い資金が流入した。設定当初の2013年7月まで5年ほどさかのぼっても、流出超に転じた月は一度もない。資金流入が勢いづいたのは、16年の半ばごろから。今年7月末の純資産総額(残高)は2600億円超(図表2)まで増え、国内のバランス型投信で3番目に大きいファンドに成長した。

 ゆうちょ銀はバランス型投信を安定的な運用を目指す「コア(中核)」の商品として販売しており、7月末まで半年間の販売金額トップ5はすべてバランス型が並んだ。首位がこの「スマート・ファイブ(毎月決算型)」だ。

■5資産に分散投資、金も組み入れ

 7月末時点のリターン(分配金再投資ベース)は3年が6.4%、5年が22.6%と堅調を維持している。投資対象は(1)日本国債(2)高金利海外債券(3)グローバル高配当株式(4)グローバル不動産投資信託(REIT)(5)金――の5つ。値動きの異なる資産を組み合わせて分散投資している。

 実物資産の「金」を組み入れているのが特徴の一つ。金は債券や株式とは違った独特の値動きをすることが多く、資産の一部で持つと全体の価格変動リスクを抑える効果があるとされる。国内のバランス型で残高上位5本のうち、金を組み入れているのはこのファンドだけだ。

 もう一つの特徴は、低リスクの日本国債でも残存期間が10年超の「超長期国債」に投資していること。残存期間が短い国債と比べると価格変動リスクが高くなるが、その分だけ利回りの改善が狙える。単一の資産としてはリスクが高まるものの、値動きの異なるほかの資産と組み合わせて調整するので、5資産全体では「追加的なリスクを抑制しつつ、リターンの向上が期待できる」(日興アセットマネジメントの有賀潤一郎・商品開発第一部長)。

■資産配分を毎月見直し、リスクを均等に

 5つの資産は、単純に5等分して組み入れているわけではない。過去のデータに基づいて各資産のリスク水準を推計し、それぞれの基準価格への影響度合いが均等になるように資産配分比率を決める。資産配分は毎月見直し、市場環境が大きく変わった場合などは必要に応じて適宜変更する。

 7月末時点の資産配分は、日本国債の組み入れ比率が45.1%で最も高い。高金利海外債券が24.5%、金が11.2%、グローバル高配当株式が9.6%、グローバルREITが7.8%と続く。 

 「スマート・ファイブ」には同じタイミングで設定した年1回決算型もあるが、残高は毎月決算型が9倍近い。「分散投資でリスクを抑えながら運用しつつ、毎月分配金を受け取りたい」といった顧客ニーズにマッチしたようだ。

■元本の一部取り崩しも「身の丈」の分配

 8月の決算では1万口あたり40円の分配金を出した。QUICK資産運用研究所が試算したところ、5年前に購入した場合に受け取った分配金がどれだけ運用益から支払われたかを表す「分配金健全度」は今年7月末時点で100%。分配金の全額が運用で上げた成果から支払われた。

 1年前に購入した場合の分配金健全度は41.7%まで下がり、元本の一部を取り崩して分配金の支払いに充てている。海外REITで運用する代表的な毎月分配型は残高上位3本がどれも20%台なので、それと比べると分配金健全度は高い。日興アセットは「身の丈にあった分配をしている」と説明している。

 分配金を毎月支払う投信は長期の資産形成に向かないとして問題視されているが、高齢者を中心に定期的な現金収入への需要は根強い。年金だけでは足りない分の生活費を金融資産の取り崩しでまかなう必要がある人もいる。

 過度に高い分配金の支払いを避けながら運用している「スマート・ファイブ」は、こうしたニーズを取り込んでいるようだ。もっとも、分配金の受け取りをあてにして投信を購入する際には、元本を取り崩して分配金が支払われる場合があることを理解する必要がある。

 同じ運用手法の「ファイン・ブレンド」は毎月分配型年1回決算型があり、ゆうちょ銀行以外の金融機関でも販売している。

(QUICK資産運用研究所 西田玲子)

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