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「イスラム国」残党2万人超 国連報告

シリアなどで活動継続

【イスタンブール=飛田雅則】国連は今月、過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員がシリアとイラクに2万~3万人ほど潜伏しているとのリポートを作成した。北アフリカのリビアでも3千~4千人が活動しているという。中東の衛星テレビ局アルジャズィーラなどが報じた。

ISはシリアやイラクでの混乱に乗じて台頭し、2014年に「独立国家」を宣言した。最盛期は両国の領土の3分の1ほどを占領した。厳格な規律を一般住民に課し、違反した場合は処刑するなど残虐な行為を繰り返し、恐怖で支配を続けた。

17年7月に最大の拠点だったイラク北部のモスル、同年10月には「首都」と称したシリア北部ラッカなどが陥落し、支配地域は縮小した。組織が事実上崩壊したことで、イラク政府は17年末にISとの戦いで「勝利宣言」をしていた。

リポートでは現在、「スリーピングセル(休眠細胞)」としてシリアやイラクの砂漠地帯などで潜伏し攻撃する能力を残していると指摘。シリア東部の油田地帯の一部も支配し、原油の密売を続ける。外国人戦闘員によるISからの離脱は予想よりも低いと指摘している。

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