2018年11月15日(木)

トランプ氏、ロシア疑惑捜査に協力指示 政府関係者に

トランプ政権
北米
2018/8/19 11:53
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【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は18日、ホワイトハウス関係者に対して、自身周辺とロシアの不透明な関係を捜査するモラー特別捜査官の聴取に応じるよう指示したことを明らかにした。捜査に協力姿勢を見せて疑惑を否定する狙いがありそうだ。

トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領(右)(7月16日、ヘルシンキ)=AP

トランプ氏は同日、ツイッターでホワイトハウスのドナルド・マクガーン弁護士や要請のあった全てのホワイトハウス関係者に対して「全面的に協力すること」を認めたと明らかにした。100万ページにわたる資料をモラー氏の捜査チームに提出していると説明し「歴史上で最も透明性が高い」と強調した。

モラー氏は2016年の米大統領選でトランプ氏周辺とロシアが共謀した疑惑を捜査している。トランプ氏が疑惑捜査を妨害した疑いも捜査対象となっている。トランプ氏は18日、ロシア疑惑の捜査を「魔女狩りだ」と改めて否定した。

マクガーン氏はロシア疑惑に関するトランプ氏の言動を深く知る人物とされる。米メディアによると、トランプ氏が17年夏にモラー氏の解任を検討した際にマクガーン氏は辞任する意向を示して解任に反対した。5月のコミー前米連邦捜査局(FBI)長官の電撃解任の過程にも関わっていた。コミー氏の解任はロシア疑惑の捜査を妨害する意図があった可能性があり、モラー氏の主な捜査対象になっている。

トランプ氏の弁護士のジュリアーニ元ニューヨーク市長は18日の米FOXニュースのインタビューで「マクガーン氏はトランプ氏の行動に関する最適な証人だ。大統領が誤ったことを一切していないと証言できる」と語った。マクガーン氏は3日間にわたって約30時間の聴取に応じた。

ジュリアーニ氏は同日、ツイッターでも「モラー氏は(疑惑に関する)報告書をまとめる時だ」と強調した。コミー前FBI長官が16年の大統領選直前にトランプ氏のライバルだったクリントン元国務長官の私用メール問題の再調査を始めたことに触れて「コミー氏のように選挙に介入すべきではない」と指摘。11月の米議会中間選挙の2カ月前にあたる9月7日までに報告書をまとめるべきだとの考えを示した。

トランプ氏の弁護団とモラー氏はトランプ氏本人に対する聴取をめぐって協議している。トランプ氏側は司法妨害の疑いについての質問を排除するよう求めるが、モラー氏は難色を示している。トランプ氏側が聴取を拒み続ければモラー氏は法廷での証言を求めて大陪審に召喚する可能性がある。

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