2019年5月27日(月)

アナン元国連事務総長が死去 ノーベル平和賞

2018/8/18 19:53 (2018/8/18 23:03更新)
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アナン元国連事務総長(2009年6月、首相官邸)

アナン元国連事務総長(2009年6月、首相官邸)

【ニューヨーク=高橋里奈】国連事務総長を1997年から10年間務めたコフィ・アナン氏が18日、スイスで死去した。80歳だった。ジュネーブにある同氏の財団が公表した。西アフリカのガーナ生まれで、国連職員出身で初めてトップの事務総長になった。国連を軸とした協調外交、エイズなど感染症やテロ対策への貢献が評価され、2001年に国連と共にノーベル平和賞を受賞した。

1938年生まれ。62年に国連事務局入りし、旧ユーゴスラビア担当国連特別代表などを歴任。第7代事務総長に就任後は組織を効率化する改革に手腕を発揮し、国連平和維持活動(PKO)の強化にも力を尽くした。2000年には貧困撲滅のための「ミレニアム開発目標」(MDGs)を設定し、途上国が抱える課題の克服を重視した。

イラク問題を巡っては一貫して戦争に反対し、01年の米同時テロ以降に単独行動主義に傾いたブッシュ(子)米政権を批判した。戦争回避を探ったが、03年に米主導でイラク戦争が始まり、任期中最後の記者会見で最悪の出来事と振り返った。

11年勃発のシリア内戦では、12年に国連とアラブ連盟の合同特使として停戦の道を探ったが、十分な成果は出せなかった。

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