2018年11月16日(金)

トルコ国債格下げ 米S&P「投機的」さらに1段階

トルコショック
中東・アフリカ
北米
2018/8/18 7:31
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【ニューヨーク=宮本岳則】米格付け会社S&Pグローバル・レーティングスは17日、トルコ国債を格下げしたと発表した。外貨建て長期債務格付けは投機的とされる「ダブルBマイナス」から「シングルBプラス」に、自国通貨建て長期債務格付けは「ダブルB」から「ダブルBマイナス」にそれぞれ1段階引き下げた。トルコ通貨リラの急落は財政に悪影響を及ぼすと指摘。2019年に景気後退に陥る可能性があるとした。

トルコリラは急落している=ロイター

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスも同日、トルコの長期債務格付けを投機的とされる「Ba2(ダブルBに相当)」から「Ba3(ダブルBマイナス)」に1段階引き下げたと発表した。

S&Pはトルコリラの急落が債務を抱えた企業の重荷となり、国内銀行の資金調達リスクが高まると指摘した。国の財政弱体化とともに金融システム危機に陥る可能性が高まれば、さらなる格下げもありうると警告した。トルコリラは格下げ懸念で発表前から下落していた。米国東部時間17日の朝方に一時、1ドル=6.3リラまで売られたが、その後は同6リラまで値を戻し、格下げ発表自体への反応は薄かった。

大手格付け会社フィッチ・レーティングスも17日、トルコの最近の対応策について「不十分で通貨や経済の持続的安定につながる可能性は低い」との見解を発表した。中央銀行の独立性を高めたり、経済成長率の軟化を政治家が受け入れたりすることが必要と指摘。市場の信認を取り付ける政策対応を強く促した。

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