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新種のナマズ確認 57年ぶり、愛知など5県に生息

滋賀県立琵琶湖博物館(同県草津市)などのチームは17日、三重県の伊勢湾周辺の川で見つかったナマズを新種と確認したと発表した。谷川に生息することから「タニガワナマズ」と命名した。在来種は3種が知られ、新たな発見は57年ぶり。愛知、岐阜、長野、静岡各県の川でも生息を確かめた。成果は分類学の国際学術誌に掲載された。

同館によると、これまでの3種のうち2種は琵琶湖・淀川水系固有種のビワコオオナマズとイワトコナマズ。もう1種は各地の川や沼に生息するマナマズ。

新種は、体色や歯の形はイワトコナマズによく似ているが、その他いくつかの部位の形はマナマズに類似。マナマズの主な生息域は川の下流や沼、水路だが、新種は中上流域の谷川。イワトコナマズと比べ細長い体つきをしており、流水環境に適しているとみている。

2010年に、当時京都大の学生だった同館の田畑諒一学芸技師が発見。DNAを鑑定したところ従来の3種とは異なる塩基配列を持っていることが分かり、16年に論文を発表した。論文を読んだ北九州市立自然史・歴史博物館の日比野友亮学芸員が、3種や海外のナマズと比較するなどして形態を詳細に調べ、新種だと確認した。

チームは「流れのある場所を主なすみかとしていて、捕まえるのにとても苦労した。日本に未知の種類のナマズがまだいる可能性を示す成果」としている。

滋賀県立琵琶湖博物館は9月8日から11月25日まで、タニガワナマズを他の種類のナマズと共に展示する予定。〔共同〕

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