2019年3月22日(金)

全国初「高地家簡」4裁判所が同居 福岡の新庁舎
機能集約、利便性アップ 20日から順次業務開始

2018/8/17 10:41
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老朽化などのため福岡市中央区六本松に移転する福岡の裁判所の新庁舎が、このほど報道陣に公開された。新庁舎は全国で初めて高裁、地裁、家裁、簡裁の4裁判所を1カ所に集約し利便性を向上。今月20日から順次業務を始める。

報道陣に公開された裁判所新庁舎の101号法廷(16日、福岡市中央区)

報道陣に公開された裁判所新庁舎の101号法廷(16日、福岡市中央区)

これまで福岡市内の裁判所は高裁、地裁、簡裁の3つが入る合同庁舎と、家裁庁舎とが約700メートル離れていた。家裁利用者が合同庁舎を訪れてしまうケースもあり「利用者に不便な状況」(高裁担当者)だった。

現庁舎は1968年、福岡城跡内に竣工。暴力団事件をはじめ多くの裁判の舞台となったが、老朽化や耐震性の問題などから移転が決まった。

新庁舎は福岡市営地下鉄七隈線の六本松駅から徒歩3分の立地で、再開発が進む九州大六本松キャンパス跡地に建設された。地下2階、地上12階建てで総工費約191億円。延べ床面積は現在の1.6倍の約5万6000平方メートルで、法廷数も42から51に増やし、近年の家事事件の増加などに対応する。

周辺には昨秋オープンした複合施設「六本松421」などがある。同施設の福岡市科学館に小学4年の息子を連れて来た30代の主婦は「次に科学館に遊びに来たときは裁判所の見学もしたい。子供のいい勉強になりそう」と話した。

高裁などは「国民が利用しやすく、信頼される裁判所となるよう努めたい」とコメントした。

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