【ワシントン=長沼亜紀】米商務省が16日発表した7月の米住宅着工件数は約116万8千戸(季節調整済み、年率換算値)と、前月の改定値より0.9%増加した。大きく落ち込んだ前月からはやや回復したが、8.3%増の127万戸程度と見込んでいたダウ・ジョーンズまとめの市場予測を大幅に下回った。前年同月比では1.4%減った。前月分は115万8千戸と1万5千戸下方修正された。
主力の一戸建ては前月比0.9%増の86万2千戸だった。月毎の変動が激しい5世帯以上の集合住宅は3.1%増の30万3戸だった。
一方、先行指標である許可件数は1.5%増の131万1千戸で、こちらは市場予測(131万戸程度)とほぼ一致した。