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ワタミ、弁当工場の一部売却

ワタミは15日、弁当や総菜を製造している埼玉県白岡市の自社工場を、極洋が出資する水産物の加工メーカー、STIフードホールディングス(東京・港)に売却すると発表した。売却金額は9億4千万円。ワタミが手掛ける宅配弁当の事業は単価が低く競争が激しい。自社内での供給体制を見直して収益性を高める。

10月1日に「ワタミ手づくり厨房白岡センター」を会社分割し、STIフードホールディングスの全額出資子会社、新東京デリカ(東京・港)に承継する。白岡センターの売上高は2018年3月期で12億円。社員とアルバイト・パート合計で約240人の雇用は維持する方針だ。

ワタミは外食向けに2カ所、宅配弁当向けに10カ所の製造拠点を持ち、白岡センターは外部の介護事業者やスーパーなどに向け弁当や総菜を製造していた。足元では弁当の食数が伸び悩んでいることに加えて、宅配弁当の価格競争も激しくなっている。製造拠点を再編し効率化を進める。

STIフードホールディングスは、極洋が30%、セブン―イレブン・ジャパンが10%を出資する食品メーカー。17年12月期の売上高は147億円だった。ワタミ向け以外にもコンビニエンスストアなどに水産物の総菜を製造・販売している。焼き魚などのチルド食品のニーズが増える中で、ワタミの拠点を活用し増産体制を整える。

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