18日に独ロ首脳会談 シリア問題など協議
【フランクフルト=深尾幸生】ドイツ政府は13日、メルケル首相とロシアのプーチン大統領が18日にベルリン郊外の政府迎賓館メーゼベルク城で会談すると発表した。両首脳は5月にもロシアのソチで会談した。シリア問題やウクライナ問題などのほか、トランプ米大統領が批判する天然ガスパイプラインについて協議する。
プーチン氏が独ロ首脳会談のためにドイツを訪れるのは、多国間の首脳会議を除けばウクライナ問題が起きて以来初めて。ウクライナ問題ではドイツはロシアのクリミア半島占領などに反対し、米欧による制裁を主導してきた。シリア問題ではアサド政権を支持するロシアの活動を批判している。
ドイツが海底パイプラインでロシア産の天然ガスを輸入する「ノルドストリーム2」をめぐってはトランプ大統領が7月の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、ドイツを「ロシアの捕虜のようなものだ」と批判していた。
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