2018年11月16日(金)

テスラ、サウジ系ファンドと接触 非公開化巡り

2018/8/14 0:22
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【シリコンバレー=白石武志】米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は13日、株式非公開化に向けサウジアラビアの政府系ファンドと接触していると明らかにした。同氏が非公開化の計画を最初に公表した7日のツイッター上の投稿の中で「資金は確保した」と述べた理由については、同ファンドとの交渉が背景にあると説明した。

サウジのファンドとテスラは約2年前から株式非公開化に向けた資金提供の可能性について議論してきたという=ロイター

サウジのファンドとテスラは約2年前から株式非公開化に向けた資金提供の可能性について議論してきたという=ロイター

マスク氏が13日に投稿したテスラのブログ記事の中で明らかにした。同氏によると、石油依存経済からの脱却を模索するサウジのファンドとテスラは約2年前から株式非公開化に向けた資金提供の可能性について議論してきた。最近になって同ファンドは市場を通じてテスラ株の約5%を取得し、交渉の前進を求めてきたという。

マスク氏とサウジのファンドとの会合は7月31日に開かれ、ファンド側はテスラの非公開化に資金を提供したいという強い意向を繰り返し表明したという。マスク氏は同ファンドとの取引について「成立できることに疑いの余地はなかった」と述べ、この会合が「資金は確保した」とのツイッター上の発言の根拠になったとしている。

ただ、マスク氏によると1株当たり420ドルでテスラ株を非公開にする提案は8月2日に同社の取締役会に初めて通知されており、それ以前にはサウジのファンドにも具体的な計画は知らされなかったもようだ。通知の後に開かれた取締役会の中で、マスク氏と取締役会は次のステップとして一部の大株主と資金提供に向けた交渉を始めることで合意したという。

マスク氏は13日のブログ投稿の中でも株式非公開化の計画の詳細は明らかにしなかったが、必要な資金の大部分は借り入れではなく新株発行などによってまかなう考えを示した。非公開化後もテスラの株式を保有し続けられる仕組みを用意することで、全体の3分の2に相当する株式については既存の投資家が保有し続けるとの見通しも示した。

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