2018年11月19日(月)

7月は「異常気象が連鎖」 気象庁

2018/8/13 18:03
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気象庁は7月の西日本豪雨や全国各地の記録的猛暑について、「上層のジェット気流の大きな蛇行が繰り返されたこと」が原因だと結論付けた。背景に、地球温暖化に伴う気温上昇と水蒸気量の増加があると指摘した。

10日に庁内で開いた専門家による異常気象分析検討会の臨時会の検討結果を踏まえた。臨時会の開催は2014年8月に広島土砂災害が発生した同年9月以来4年ぶり。会長の中村尚・東京大先端科学技術研究センター教授は会議後の記者会見で「一連の現象は異常気象の連鎖ととらえるべきだ」と総括した。

気象庁は7月上旬の西日本豪雨について、上層の2つのジェット気流が蛇行を続けたことで梅雨前線が4日間にわたって西日本に停滞し、そこに大量の水蒸気が流れ込み続けたことが原因だと指摘した。7月5~8日にかけて東海から西日本の広い範囲で15個の線状降水帯が形成され、うち9個は最大3時間積算降水量が150ミリを超えていた。

7月中旬以降の猛暑は、ジェット気流が北に大きく蛇行し続けたことで、上層のチベット高気圧と太平洋高気圧が日本付近にともに大きく張り出す状態が続いたことによると結論付けた。地球温暖化などによって熱帯付近の海面水温が平年より高く、大気の対流活動が平年より活発だったことも背景にあるという。

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