「センポ・スギハラ・メモリアル」今秋開設 杉原千畝氏顕彰施設

2018/8/13 17:28
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愛知県は13日、第2次世界大戦中に「命のビザ」を発行し、多くのユダヤ人を救った外交官の杉原千畝氏の功績をたたえる施設を10月中旬に公開し、名称を「センポ・スギハラ・メモリアル」にすると発表した。4つのゾーンでビザリストを復元した陶板や、杉原氏の生涯などをまとめたパネルを展示する。

杉原氏の顕彰施設の完成予想図(愛知県教育委員会提供)

杉原氏がビザを渡す場面をイメージしたブロンズ像などを展示する(愛知県教育委員会提供)

杉原氏の母校、県立瑞陵高校(旧制第五中学校)の正門西側に屋外展示施設(面積475平方メートル)として整備。誰でも自由に見学できる。

名称は杉原氏がリトアニア領事代理時代、自身の名前を音読みし「センポ」と名乗っていたことにちなんだ。同校ホームページで名称を募集し、在校生の案が選ばれた。

「決断と希望ゾーン」には杉原氏がビザをユダヤ人家族に渡す場面をイメージしたブロンズ像や、42枚のビザリストを原寸大で復元した陶板を配置。「運命のビザゾーン」ではビザ発行の歴史的な経緯やユダヤ人の避難ルートなどを展示する。

このほか、幼少期や外交官としての歩みなども紹介。イスラエル政府が寄贈するオリーブの樹も植える。スマートフォンで展示パネルのQRコードを読み込めば、音声解説を聞くことができる。

杉原氏は岐阜県生まれで、幼少時代から17歳まで名古屋市で生活した。大村秀章知事は13日の記者会見で「人道的功績は世界的に価値がある。国内だけでなく、世界中から足を運んでいただきたい」と話した。

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