ドンキHD社長、西友買収に「興味ある」

ドンキホーテホールディングス(HD)の大原孝治社長は13日、都内で開いた事業説明会で米ウォルマートが売却を検討しているスーパー大手の西友について、「本当に西友を売却する意向なのであれば興味がある」と述べた。
大原社長は「小売業には不動産が必要で、西友のなかには今では手に入らない立地が多数ある」と指摘した。具体的な検討をしているかについては明言を避け、「(西友の資産について)詳細な分析が必要だ。中身をみないと本当に魅力的と言えるかはわからない」とした。
ウォルマートが売却方針の西友を巡っては、流通大手や投資ファンドなどが買い手候補にあがっている。一方、ドンキHDは既存の小売店の撤退後に店を構える「居抜き」出店を得意としている。同社の現預金は6月末時点で719億円ある。
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