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中国、"習氏似"で「プーさん」上映禁止か

【大連=原島大介】人気キャラクター「くまのプーさん」の実写映画が中国で上映されない見通しとなった。中国当局は理由を明らかにしておらず、プーさんが習近平(シー・ジンピン)国家主席に似ているとして、当局の検閲対象となったとの臆測が飛び交う。

問題となったのは、米ウォルト・ディズニーの実写映画「プーと大人になった僕」(日本は9月公開予定)。これまでのところ、中国当局だけでなく同国メディアも公式にこの問題を取り上げておらず、おのずと「政治的な作為」との見方が広がった。

中国ではインターネット上で習氏を風刺する際、体形が似ているとしてプーさんが使われることが多い。2013年に習氏がオバマ前米大統領と会談した際、SNS上には両者が歩く写真と、プーさんと別のキャラクターが歩く画像を組み合わせた投稿が出回った。安倍晋三首相との会談時も同様の画像が拡散した。

中国当局はこうした投稿を次々と削除。昨年秋の共産党党大会前には、中国語でプーさんを意味する「維尼熊」すら検索できなくなった。今回の問題も、神経をとがらせた当局が禁止に踏み切ったとの臆測を呼んだ。

一方、映画関係者は同国でプーさんの知名度が低いことが上映見送りの一因となっていると指摘する。中国の子どもに最も人気があるのは、子ブタのキャラクター「ペッパピッグ」。ミッキーマウスなど他のディズニーキャラクターも人気だが、プーさんを知る子どもは少ない。

中国では海外の映画配給会社が上映できる映画の本数は、年間34本に制限されている。当局が割り当てる作品も米ハリウッド映画を中心に、大衆受けしやすく、確実にヒットが見込めるものが多い。ヒット作の有無は業界の浮沈を左右するだけに、こうした事情も上映見送りの判断を後押しした可能性がある。

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